
2つの投資方法を使うなんて初心者のぼくにはハードルが高いんですけど!?

最初はどちらか一つで十分よ。
でも2つの方法を知っておくと状況にあった使い分けや資産運用プランが広がるわ。
この記事では、インデックス投資と日本の高配当株の2つに投資するメリットを解説します。2つの投資手法はお互いに補い合える点が多く、市況に対応する力も高まる上、2つの割合を操作することでご自身にあったカスタマイズが行えます。
こんな方におすすめの記事です。
- インデックス投資だけを行っている方
- 高配当株投資だけを行っている方
- 暴落をチャンスに変えたい方
- 為替(円安や円高)に左右されすぎたくない方
- 不労所得として月々の収入を増やしたいけど、値上がり益も捨てがたい方
- NISA口座以外で取引する場合、配当控除で有利になる方(年収1000万までが目安、できれば600万までだと税制メリットが非常に大きいです。)
どうして2つの投資を組み合わせるの?

値上がりと配当のどちらも狙えるなんてすごい!
いいことばかりじゃないですか!?

2つの投資に分散しているから中間的な性質になるのよ。
値上がり益ならインデックス投資、配当益なら高配当株だけにしたほうがいいわ。
でも、対応力やポートフォリオの自由度がますのは魅力よね。
管理人は長期の米国株式または全世界株式へのインデックス投資が他の投資手法に比べて比較的パフォーマンスが良く、多くの方におすすめできる投資手法だと考えています。しかし、為替リスクがあるため、円安局面で買付を行う際には割高となるなど苦手とする場面もあります。
為替リスク存在しない日本の高配当株に投資することで、インデックス投資が苦手な場面は高配当株を買っていくという対応が取れるようになります。また、単元未満株の手数料が無料化されている証券会社もあるため、高配当株を分散して買うことができます。そのため、ご自身の取れるリスクに見合った最適な銘柄でポートフォリオを組むことができるようなりました。
2つの投資法は利益の狙い方も違います。インデックス投資が値上がり益(キャピタルゲイン)、高配当株は配当益(インカムゲイン)を狙います。インデックス投資はパフォーマンスが優れる傾向があるものの、売らない限りは月々の不労所得はないので、高配当株で月々の余分に使えるお金(キャッシュフロー)を確保し、あとはインデックス投資でパフォーマンスを追求するという使い方もできます。
特性の違う2つの投資方法を組み合わせることで、市況により合わせた投資ができたり、増えたキャッシュフローで人生を豊かにしたりできます。
インデックス投資の長所と短所

投資するならどなたにもおすすめできる優秀な投資方法です。
でも、為替リスクに左右されるのと売らない限り不労所得とならないのが短所です。短所に目がつむれるならインデックス投資だけで完結しても大丈夫ですよ!
インデックス投資(対象は米国株または全世界株)は相対的にパフォーマンスが良く、手数料が安く、長期の資産形成に向いているので、どなたにもおすすめできる投資手法です。以下に長所と短所をまとめておきます。
- 相対的にパフォーマンスが良い
- 広く分散しているため、かなり一つの銘柄から受ける影響が少ない
- ダメな銘柄の入れ替えを自動で行ってくれる(ダメな銘柄は指数から除外されるため)
- 手数料が安い(おおむね0.1~0.3%)
- 為替リスクが大きい
- 配当金が少ない(自動再投資したほうが手間がかからないため、手元に入れない人も多い)
- 売らないと不労所得にならない
高配当日本株の長所と短所

日本円で投資するので為替リスクがありませんし、国内投資だけあって税制面で有利です。良い銘柄を選べば、株価は下がっても配当金が下がらない場合が多く、安定的な不労所得になりやすいです。
銘柄に選びが必要なので、インデックス投資より知識がいりますね。また、好況時のパフォーマンスはインデックス投資の方が良い傾向があります。
不労所得を増やしたい人は高配当投資だけで完結しても大丈夫ですよ!
為替リスクがないのと、比較的配当金は企業の姿勢や財務から読みやすいのもあって、銘柄選びを間違えなければ市況が悪くても安定して配当が得られるポートフォリオが組めます。
そのため、不労所得を増やしたい方には特におすすめできます。ただし、銘柄選びが必要なため、インデックス投資よりも知識が要求されます。
- 為替リスクがない
- 単元未満株を使って、多くの銘柄に少額ずつ広く分散投資できる
- ある程度安定した不労所得が期待できる
- 配当控除を使うと課税口座でも7.2%の税率に抑えられる(年収600万円くらいまでの方の場合)
- 手数料が安い(買付無料、売却0.55%程度)
- 暴落時に買いすすめやすい(配当利回りが大きく高まるので、心理的に暴落がチャンスと捉えやすくなる)
- 好況時のパフォーマンスはインデックス投資の方がいいことが多い
- 配当金は出た時点での課税を受けるので再投資の効率が良くない
- 悪い銘柄を避ける知識が必要
それぞれの投資法でお勧めの書籍
やはり、投資の実践に際しては本を読んで勉強するのが一番です。どちらの投資法にも良著はたくさん有りますが、入門書として一冊だけ選ぶとしたらインデックス投資については「全面改訂第3版 ほったらかし投資術」、高配当投資については「オートモードで月に18.5万円が入ってくる高配当株投資」をお勧めします。以下に記事のリンクを張っておきますので気になった方は要約を読んでみてください。
全世界株インデックス投資の良著『全面改訂第3版 ほったらかし投資術 朝日新書』結論:どちらか1つでも大丈夫ですが、組み合わせることで投資の選択肢に幅が出る。

最近、円安がすごいから米国株と全世界株の積立だけでいいかモヤモヤしていたけど、日本の高配当株もやってみようかな?

私はインデックス投資がメインだけど、円安傾向が強くなってからは、積立を続けながら、高配当株もちょっとづつ買っているわ。
管理人の家では、これまで1ドル110円あたりで円転してETFを買ったり、ファンドを積み立ててきたため、今のドル円レートで買い付けることが割高に感じています。
そのため、インデックス投資の積み立て額を半分程度に減らして、その分高配当株を買う比率を増やしています。為替は読むことも難しく、どの程度の為替が適切な水準かは決められない性質がありますが、納得感を持って投資できるようになりました。
投資に正解はありませんが、この記事を読んで2つの組み合わせに可能性を感じた方はぜひ取り組んでみましょう。
コメント